合掌

http://www.asahi.com/obituaries/update/0131/001.html

こういう記事を見るとへこみます。
むろん同年代ってこともあるんですが、
それ以上の理由がありまして。
彼女、大学の時の同級生なんですわ。
彼女を初めて見たときのことは今でも忘れません。
当時彼女はアングラ劇団だかをやっていて、
かなりぶっ飛んだ印象でしたから。
まぁ文系にもかかわらず学科生四百二十数人の内女性は二十数人という学科ですから、
その時点でかなり変わった女性が集まっていたことも確かですが。
私が途中で休学留年したこともありましたが、
それでも学内にいる内はけっこうよく話していました。
それが卒業後しばらくして突然のTEL。
漫画家デビューした話でした。
それからの活躍は皆さんご存じの通り。
その後はすっかり疎遠になっていましたが、
NYで暮らしているとの話でしたし結婚したことも聞いていました。
そしてその後の記事が訃報とは。

思えば彼女の生き方は「太く短く」だったのかもしれません。
普通に生きている女性が一生かかっても経験できないようなことを、
短い人生の中で経験し尽くしたのかも。
むろん本人も家族ももっと長く生きることを望んだでしょうが、
凝縮した人生を送る人がいることは確かです。
私の母親なんかもその口です。

私の母も母方の祖母も長生きしなかったので、
私も所謂平均寿命まで生きられるとは思っていません。
そこに同級生の訃報を聞くとよりいっそう現実的に思えてきます。
週末から体調が今ひとつの上にこんな話、
ああ、気が滅入る。

とは言え、あらためて合掌。(-人-)ナームー...